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日本での老後に不安を感じたら、タイで暮らしてみるのも悪くない

アメリカ人ボブさんへのインタビュー

第7回2005/04/09 Vol.7


質問一覧
[01]タイの匂い
[02]ニューヨーカーの赤坂ライフ
[03]日本のレトルトが好き
[04]いつからタイに
[05]タイの魅力
[06]日本人にひとこと

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01
やしの木(以下Y):突然ですが、きょうは匂いの話からしたいと思います。
ボブ(以下B): 匂い(におい)?

Y:よく空港に着くとその国の匂いがするって言いますよね。
B:それはそうだと思う。

Y:その国にはその国独特の匂いや香りがあるといいますね。
初めてタイに来たときはどんな匂いがしたんですか?

B:スパイスの匂いがした。いろいろな種類の香辛料の匂い。
Y:へえ、なるほどね。

Y:日本に住んだこともあるそうですが、日本の匂いはどうでしたか?
B:塩(潮?)の香りがしたよ。
Y:なるほど、わかるような気がします。

Y:それでタイについてはどう思われました?
B:ああなんか、こんな国は初めてだな、適当な言葉が見つからないけど
強いて言えば「刺激的」って感じかな。

Y:初めてタイに来たのは何年のことでしたか?
B:1964年、ちょうど東京オリンピックの年だった。

02
Y:ボブさんは生まれも育ちもニューヨークだそうですね。
B:そうニューヨークのど真ん中、マンハッタン。

Y:ということは生粋のシティボーイってことですね。
B:「ニューヨーカー」って言ったほうがいいんじゃない?
Y:はい、すみません。

Y:ところでちょうどタイに行った年に日本にも行かれたそうですね。
B:日本に行ったんじゃなくて、当時日本に住んでいたのさ。

Y:お仕事されていたんですか?
B:アメリカの銀行の日本支店でね。

Y:なんという銀行ですか?
B:チェースって知ってる?

Y:あの有名なChase Manhattanですか?
B:そう、そこの国際部。赤坂見付にあった。

Y:どんな仕事をされていたのですか?
B:電算部っていったらいいのかな。当時最先端のセクション。

Y:お住まいは?
B:赤坂、会社が借りてくれたマンション。

Y:当時の住み心地は?
B:快適だったよ。赤坂の町も毎夜散歩できたし。

Y:1964年当時ですよね?
B:そうね、日本に来た当時は物乞いがたくさんいたけど
オリンピックを機に少なくなったね。


03
Y:何か赤坂の思い出はありますか?
B:そうね、面白い場所はたくさんあったね。
散歩する場所も。G公園とか・・・

Y:あの?そこでハッテンされていたのですか?
(ハッテンとは業界用語で野外活動のこと)
B:いやそこまでは。でも見学はしていた。

Y:日本での生活はどうでしたか?
B:そうね、アメリカでも同じ銀行に勤めていたから仕事自体はそれほど。
でもいろいろな意味で西洋との違いも知る事ができたよ。

Y:アメリカでは日本人のボーイフレンドがいたそうですね。
B:だから日本人には慣れていた。

Y:好きな日本食とかありますか?
B:大好物はハウスのククレカレー。

Y:へえ!あのレトルトの?
B:そう、ニューヨークでも売ってる。3ドルぐらいで。

Y:そうですか、レトルトがお好きという白人さんは何人か
知っています。
B:特に豆腐にかけて食べるのは最高さ!
Y:・・・

04
Y:タイに住むことを真剣に考え始めたのはいつですか?
B:今から5、6年前かな。

Y:普通の人より10年早く退職されたそうですね。
B:そうね。

Y:どうしてそんなことができたんですか?
B:会社のバイイングアウト(BUYING OUT)制度つまり早期退職
(日本流に言えば肩叩き)を取ったのさ。

Y:アメリカにも肩叩きってあるんですか?
B:もちろん、でも自分の場合はニューヨークに家をもってるんだ。

Y:どの辺ですか?
B:ラ・ガーティア空港の近く。

Y:いいですね。
B:そう、その家も若い時(銀行員)時代にローンで買った。

Y:現在のシャトーデールのお住まいは?
B:5年前に買った

Y:おいくらでしたか?
B:5年前の購入価格は170万バーツだった。床を大理石に
変えてもらったんで、20万バーツ高く払ったんだよ。

Y: ということは床の工事がなければ150万バーツだったんですね。
B:為替レートの関係で今もあまり変わらない
ような気がする。



05
Y:ずばりボブさんにとってタイの魅力とは何でしょうか?
B:その雰囲気、というか匂い!というか今まで経験
したことのなかった何かワクワクするものがここにはあった。

Y:つまり何でしょう、言葉で表現すると。
B:そうね、すべてが異質ってことかな。つまり
すべてが自分の知ってるものと違うっていうことかな。
新鮮な驚きだった。

匂いのところでも触れたけど、特に香辛料とか食文化の豊かさ
に惹かれた。

Y:タイの食文化は確かに日本とも大きく異なっていると思います。

B:僕はアメリカ人だから毎日、ハンバーガーとフライドポテトでも
構わないと思ってる。でもここに来るといろんな物に出会える。

日本でも感じたことだけど、食がこんなにデリケートだとは
アジアに来るまで知らなかったよ。

06
Y:日本人とくに日本人のゲイに対して何か言いたいことはありますか。
B:「精神に関しての保険はない」ってこと。

Y:ちょっとよくわかんないんですけど・・・
B:分かり易く説明しようか。

Y:お願いします。
B:今でこそアメリカ人も日本人も保険があって当たり前
みたいに行動してるけど、昔はそうじゃなかった。

Y:保険って、特に生命保険なんて、万が一の時のためのものですよね。
B:そう、万が一の時のため。きょう何かが起こったら明日からの生活
どうする?

Y:確かに明日に対する備えって概念がありますね。
B:大勢のタイ人を見てごらん、明日を憂いているように見えるかい。
Y:そうですね、憂いている人は少ないように思えます。

B:彼らはその日その日を生きてるんだ。明日のことなんて考えない。
というかきょうを生きることで精一杯なんだね。

Y:いつ死んでもいいと思ってるってことですか?
B:死にたいとは思ってないだろう、ただいつ死んでもおかしくない
とは思ってるだろう。

Y:最近ではタイ人も生命保険に加入する人が増えてきたみたいですが。
B:もちろんだよ。その点は日本人やアメリカ人と変わらない。

タイ人も生命がなくなったときの備えについては十分考えてると
思うよ。でも日本人やアメリカ人のように明日の心配に
心をとらわれることがない。

Y:素敵ですね、タイ人!
B:いやここからが本題。

Y:どういうことですか?
B:肉体に何らかの不都合が生じた場合、生命保険はお金という形で
補償してくれるだろう。

それは明日から遺族が生活できなくなるという不都合から
金銭というものを通じて一時的に救ってくれるシステムだよね。

でも、精神的なものについては、誰も保証してくれないんだ。
自由な考えや自由な生き方には保険はかけられないってこと。

Y:なんとなく言いたいことがわかります。
B:それはそもそも保険で補填できるようなものではない。

それで・・・
ゲイに生まれようが、ストレートに生まれようが「自由がない」
という不都合を味わうのなら幸せでないのだよ。

Y:まず自分で自分の自由を確保しろってことですか?
B:あらゆる意味でね。精神的自由に関する保険は
自分で作り、自分で掛け金を払うしかないってこと。

B:ところで何でも作る日本の保険会社は
"精神に関する保険"を作ってないの?(笑)
Y:残念ながらありません。
B:じゃあ君が作っちゃえば?

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